瞳さやかのインターネット濃い情報
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ベスト・オブ・ベスト/日本の名歌 価格: 3,000円 レビュー評価:4.0 レビュー数:3 歌っているのは、一流のオペラや歌曲の歌い手で、いずれも端正な歌いぶりである。クラシックの好きな人向きかもしれない。
私がこの歌集を買う気になったのは、斉藤佳三の「ふるさとの」が、入っていたからである。母が、生前、この歌を台所でよく口ずさんでいたのを懐かしく思っていたが、改めて聴いてみて、胸が熱くなった。信時潔の「沙羅」が入っているのもうれしい。「海ゆかば」 (私は名曲だと思うが) のせいか、彼の歌をめったに聞く機会がないのを残念に思っている。
「カチューシャの唄」や「ゴンドラの唄」は、出だししか知らなかったが、今回、全曲を聴くことができた。 |
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修羅の狼〜蜘蛛の瞳〜 [VHS] 価格: 16,800円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 僕の短い人生の中でいまのところナンバー1の槇原敬之の『No1』なみにナンバー1な映画が黒沢清監督の『修羅の狼 蜘蛛の瞳』である。
とにかくいい。哀川翔兄貴主演という時点ですでに最高(僕は青山ブックセンターでの哀川翔握手会に行ったこともあるほど彼が好きだ)なのだが共演のダンカンがかなりいい味を出しているし、都庁前で大杉漣が車の中から話しかけるシーンは映画界屈指の名シーンだし、とにかく最高過ぎていうことがない。
哀川兄貴をロングショットで捉えたのはきっと黒沢清だけかと思う。米粒ほどのサイズに見える翔兄貴をかなり遠くから撮影しているシーンが僕は大好きだ。
ストー |
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山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇 (新潮文庫) 価格: 580円 レビュー評価:4.0 レビュー数:3 『男性自身』は週刊新潮連載時にも読んでいたし、単行本は全部そろえております。だから、「傑作選」を買う必要はないし、そのようなものを出すことは、作者にとって「心外ではないか」とも思う。だって、どれも「傑作」だから。
とはいえ、毎週書くというのはしんどいことで、通して読んでみれば、気にならない部分も、やはり、山口瞳さんにしても玉石混交であることは避けられないと思う。
そういう点で、「より良いものを集める」というアンソロジーを考えるのは「誤り」とは思わない。しかし、「中年編」は、この「男性自身」シリーズの白眉であって、その選択は、充分に考えてほしかったと思う。
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